国際遠距離日記

日本とスイスの国際遠距離のいろいろをつらつらと

1/6 一生

おはようございます(^ ^)




5日の明け方、大好きだった祖母が亡くなりました。。



最後の最後まで一緒にいることができました。



うちのおばあちゃんの人生はすごいんです。

おばあちゃんの夫はいまアメリカ ラスベガスにいます。

当時米軍で日本の駐屯地で働いていたおじいちゃんは、おばあちゃんに一目惚れしたんだそうです。


やがてうちの母が生まれてしばらくしたあと、おじいちゃんはアメリカに帰らないといけなくなりました。


でもおばあちゃんは当時知らない外国に行くのが怖くて、日本に残り、

女手一つで娘を育てました。



アメリカと日本、離れ離れになったおじいちゃんおばあちゃん。



それでも毎年毎年、誕生日、クリスマス、いろんな行事のたびにカードが送られてきて、


孫が増えてから、その全員にも、カードが来るようになりました。



おじいちゃんとおばあちゃんは、強い強い絆で結ばれていたんだと思います。




おばあちゃんから昔のいろんな話をしてもらっていました。


特にわたしがスイス人の彼と付き合うようになってから、

そういう昔の話をしてくれる機会が増えていきました。



少し物忘れもあったおばあちゃんだけど、

不思議と、何十年も前の、おじいちゃんと過ごした日々のことは鮮明に覚えていました。





わたしもおばあちゃんに、いろんなことを相談していました。



言葉の壁とか、文化の違い、

おばあちゃんにしか相談できないこともたくさんありました。



おばあちゃんはいつも、



"縁があれば続いていくよ"



と言っていました。




本当は彼にも会って欲しかった。

もっといろんな話を聞きたかった。



でも、もうできません。

できませんが、おばあちゃんの一言一言を忘れずに、



おばあちゃんのようなおばあちゃんになれることを目指して、

わたしも一生懸命、生きていこうと思いました。





おばあちゃんの孫になれてよかったです。



ありがとうおばあちゃん。